先日、アイルランドに本社のある製薬会社大手アラガン社より、同社のテクスチャタイプの乳房インプラント(豊胸バッグ)と稀少ガンの発生リスクとの関連性を懸念しアメリカFDAより要請を受けてリコールを決定したとの報道がありました。

懸念されている稀少ガンとは未分化大細胞リンパ腫(ALCL)と呼ばれる、非常に珍しい症状です。米国では1000万人以上の女性が豊胸バッグによる豊胸手術を受けたという統計があり、その0.006%未満となる573ケースで同稀少ガンの発症が報告されています。

同稀少ガンを発症した573ケースの内、481ケースで同アラガン社のテクスチャタイプの豊胸バッグでの手術が確認された事が今回のリコールの主な理由となっているようです。米国の医師によると、テクスチャタイプの豊胸バッグの表面が体内の組織と擦れ合う事が、同稀少ガンの発生原因の一つではないかと考えられているようです。

しかし、FDAは同稀少ガンの発生リスクよりも、豊胸バッグを摘出するために手術を受ける事の方が危険と判断しています。

テクスチャタイプの豊胸バッグで豊胸手術を受けていたからといって摘出は不要ですし、他メーカーの豊胸バッグでの同稀少ガンの関連性はまだ報告されていません。この報道を見て「すぐに豊胸バッグの摘出をする/入れ替える」「メーカーは違うけどテクスチャタイプなので危ない」と焦るのは間違いです。

弊社でアテンドしている医療機関ではアラガン社の豊胸バッグの使用例はありませんが、テクスチャタイプかどうかの確認は、医療機関から貰った豊胸バッグに関する書類を確認してください。

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