JWC加地

この記事では、日本国内の某クリニックで性別適合手術を受けた方より、ガモン病院での形状修正を希望として頂いた、生の声を紹介致します。

この記事をご紹介する趣旨は、決して「日本国内ならどこで手術を受けても同じ結果になる」や「日本国内の手術のレベルが低い」という事を伝えるためではありません。

この記事を通して、「日本国内で手術を受けた方から公開されている情報量の少なさ」を補い、正しい情報に基づいた判断をして頂ければ幸いです。

一度、性別適合手術を受けたら、修正手術や再造膣手術は受けられても、もう一度手術を一から(最初から)やり直す事はできません

それでは、以下長文になりますが、少しのお時間お付き合い頂ければ幸いです…。

* 括弧[** **]は、実在する個人や団体名、個人や団体を特定できる可能性のある情報を隠す為に挿入しています。この情報は、お問い合わせ頂いてもお答えできませんので、予めご了承ください。


私は昨年日本国内にて造膣なしの適合手術を受け、戸籍上の性別も変更済みです。

術後、月日が経つにつれ、だんだん見た目も機能的な違和感も落ち着いてくるものと思っていましたが、傷はかなり目立ちます。
何より気になるのは、擦れたりして刺激が加わり興奮すると尿道口のあたりがポッコリと出っ張り張り裂けそうな痛みを伴う時もあります。

見た目も陰唇は全体的にのっぺりしていて、膣口なども作られてはなく、私の知っている女性の外性器とはとてもかけ離れていて、違和感だらけの状態です。

[**クリニック名**]は個人クリニックで入院設備もないので、手術翌日には退院して、それから3日間はホテル滞在でした。毎日でも見てほしいとこちらから言わないと診察も[**クリニック所在地**]を離れるまでに一回だけの予定でしたし、抜糸やカテーテル抜去の為の通院の必要があるという話も手術の1週間前に初めて聞きました。

結果的に私は地元のクリニックに[**執刀医**]の知り合いの方がいて、その方に処置をお願いする形で[**クリニック所在地**]には行かなかったんですが。
手術日にクリニックへ行った時には患部が落ち着くまでのしばらくの間は[**クリニック所在地**]にいるものと思ってらしたみたいでしたが、当時はその時間がなかったから国内を選んだんですよね。

そもそも2週間程度でという話も手術するかの決断の時に説明されていれば、タイで受けるなど他の方法だって考えたのに…後悔先に立たず、です。?

何か問題があったら自分で写真撮ってメールください、とまぁそこは離れていますので仕方ないとも思いましたが、詳しく不安に思っていることを綴っても、たいてい一言で、例えば『問題ない』みたいな返事…これは術前も同じではありましたが、なんともぶっきらぼうなお返事ばかりでした。

具体例をあげると、術後2日目にはコンビニのおにぎりとか弁当を食べることになり、便通がわりと良いので、3日目には初の便が…その時に力を入れたつもりではなかったんですが、力んだ拍子に一番肛門に近いところを縫っていた糸が切れてしまい、傷口が少し開いて…その時はまだ[**クリニック所在地**]にいたので診察で言ってみたんですが、あーこのくらい大丈夫。とおっしゃいました。

[**お客様の居住地**]に帰ってからの『何か問題があったら』も、初めて体験する手術ですから、何が問題で何が問題じゃないのかもわかりません
気になることをお話ししても返事がはいとかいいえ、問題ないくらいの答えでは、向こうは慣れてらっしゃるだろうし、たかがそんな事なのかもしれないですが、当事者としてはきちんと説明ないと不安ですよね。?

術後2週間くらいの頃に一度だけその後いかがですか?とメールは来ましたが…状況を説明してもそれに対する返事はなくて、ただ事務的に送っておいたみたいな感じ。?

一応こちらでホルモンを打ってもらっているクリニック(前述の[**執刀医**]が知ってらっしゃるところです)にて患部を診てもらって、状況報告をしてもらってはいたのですが、抜糸の頃に尿道口付近の表面の皮膚組織が壊死しかかっていて、薄く肉を削ぐようなこともあったり、結局全部抜糸できたのはひと月くらいしてからのことでした。

一人で管理しなくてはいけないことの大変さと本当に大丈夫なのかという不安を感じました。?

問い合わせで書いた、尿道のあたりの盛り上がりですが、それもメールで問い合わせたことがありました。
でもそのお返事は、次第に中に引っ込んでいくから問題ない。3ヶ月、半年の経過観察を、というだけで、何の解決にもなりませんでした。

結果、半年以上が経過した今も、引っ込むことはなく、自転車に乗る時やジーンズを穿いて股のところの固いところが当たったり擦れたりして、ちょっとした刺激で興奮状態になった時にはピンポン球より少し小さめくらいにぽこっと出っ張ってきて…私の予想でしかないですが、おそらく尿道形成に使われた海綿体組織を残しすぎてそうなるのではないかと。

時にははち切れそうな程パンパンになって、先日は少しだけ血尿も…?

でも、それを報告したところでどうせ返事は…と思うとメールしてみるのもバカらしくなり、結局何も言わないままでした。術後のフォローはほぼないのと同じだと私は思ってます。?

[**パートナーの名前**]は私の体がどんなであろうと気にしないよって言ってはくれます。
だからこれが私なんだと言い聞かせようともしてきました。

それでも、納得できなくて悩んでいるのは[**パートナーの名前**]にも伝わって、私が悩む事で[**パートナーの名前**]にまで心配をかけてしまうのはなんとも心苦しくて。?

もし私が女性経験も全くない、何も知らない状態であったなら、もしかしたらこれが普通だと思い込んでいたかもしれません。
でも、自分がMTFであることを自覚する前にそれなりに経験もして女性器がどんなものかはよく見知っているので、トイレに行く度、お風呂に入る度、こんなハズではなかったと思い知らされる日々で。

腫れていない状態であれば、例えば陰毛で隠せばわからないとは思います。
でも腫れた状態ではとても隠しきれないし、何よりやっとなくなったハズのペニスが中に埋まってるような感覚に襲われて、痛みもそうですが、精神的にもかなり堪えるんですよね。

もっと自然であることを望んだハズなのに。?

感覚は、触れると体が勝手に跳ねるくらいちゃんとあります。
が、クリトリスにそれが集中してるわけではなく、むしろ尿道周りの方が敏感だったりするんです。

何も感じないよりはずっとマシだし、もしかしたらそんなものなのかも?とは思いつつも、神経の処理もなんだか疑いの目で見ざるを得なくて。
そこもまた、どうせ[**クリニック名**]に相談したって大した返事はこないから無駄な労力を使うのはやめようと諦めてます。?

あと半年経てばもしかしたらもう少しはマシな状態になっているかもしれません。
そうはとても思えないですけどね。

もしその頃にやっぱり納得がいかないと思っていたら皮膚を移植してでもやり直したいです。

いろんな問題点は家族以外では[**パートナーの名前**]にしか話してません。
患部の状態に至っては母にもつい数日前までは内緒でした。?

[**パートナーの名前(問い合わせと同時期にタイのガモン病院で性別適合手術を受けられました)**]の今回の手術がなかったら、[**パートナーの名前**]から日々受けているサポートの事を話してもらってなかったらたぶん誰にも打ち明けることなく我慢して過ごしていたと思います。?

この手のことに関しては 情報の少なさをずっと痛感しています。これから手術を受けようとしている方にとって、少しでも安心して選択が出来るその役に立てるのなら、ブログでの紹介喜んでお願いしたいです。?

本当に後からでは後悔は出来ませんからね。

金額的なこと、回復までの日数、安全性や手術以後のこと、諸々考えたら、あたしもタイで受けた方がよほど良かったと後悔してます。

陰嚢皮膚移植でなら造膣まで出来るくらいの金額が結果かかってますしね。

私の時は大学受験を直前にひかえた生徒を抱えていたから、なるべく早く帰ってきたかったというのも国内を選んだ大きな理由のひとつではありましたけど、それでもやはり…?

こんな後悔は手術を受けて新たな明るい人生を歩もうとしている人には味わって欲しくないですもんね。

2 コメント

  1. 見知らぬ土地での不安から、私も国内で睾丸摘出したところで手術の相談したけれど、
    そこでは、断られて国内での手術ができるところ調べました。
    が、情報量の少なさから、不安になりました。
    どうこうと、ネットで探しているうちに、こちらのサイトに巡り合い、
    ここでタイでSRS手術を受けることに、思い切って決めました。
    私の体のことで大変でしたが、
    親身になってフォローもしっかりしてもらえたので、嬉しかったです。

    そして、手術が終わり、帰国して2ヶ月経とうとしていますが、
    患部のことについて相談もしてくれているので、助かっています。

    • コメントありがとうございます。

      性別適合手術は、手術に関する情報、そして術後の対応など総合的な視点で決める必要がありますね。
      国内では気軽に手術できるという反面、相談相手が居ないというのが欠点ですね。

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