タイSRSガイドセンターをご利用の方には、帰国前にダイレーションのコツを紹介するケアブックをお渡ししています。
まず、ダイレーションは「帰国後3ヵ月以内にダイレーター5番まで達すること」という、執刀医からの約束があります。
この約束を守っていれば、あとはマイペースでダイレーションを進めても問題ありません。通常は、7〜10日ごとにサイズアップ(次の大きさのダイレーターを使う)する事になります。
サイズアップが難しければ、今のサイズのダイレーターを続けて使用するか、30分ほど今のサイズのダイレーターを使ってからサイズアップすると楽です。
ここで、ガモン病院から貰えるダイレーターを見てみましょう。写真の一番右端の物が、退院後に使用するダイレーターです。
写真で見ると何気ないですが、実物を見ると、5番のダイレーターはかなり大きく見えるでしょう。
ダイレーションをサボった結果、ダイレーターが入らなくなったり、膣が癒着してしまった場合は、全て自己責任となります。ダイレーションと仕事との両立は難しいかもしれませんが、この事を言い聞かせて、頑張りましょう。
そんなダイレーションを進める中で、生じるのがこんな質問です…。
お客様
病院から貰ったダイレーターは硬くて痛いので、柔らかい留置式ダイレーターか、シリコン製のオモチャで代用しても良いですか?
残念ながら、答えは「NO」です。
ダイレーターが硬いのには理由があるからです。
ダイレーションとは、皮膚を広げて拡張するという目的があります。ダイレーターが硬くなければ収縮する皮膚にダイレーターが負けてしまいます。
ただし、ダイレーションとダイレーションの間のつなぎに留置式ダイレーターを利用する事は、ダイレーション時の痛みの軽減に有効でしょう。
かといって、皮膚を拡張しようと非常に強い力で引っ張ったり、大きすぎるオモチャを利用する事は危険ですので、お止めください。
安全かつ効果的にダイレーションを行う様に、お願いいたします。
ご不明な点はありませんか?
ご遠慮なくご質問ください!
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