SRS体験談募集

全腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術と陰核陰茎(ミニペニス)形成の体験リポート2016年9月③退院から通院そして帰国まで

・35歳FTM、10年、2007年に国内の美容外科で胸オペ済。

   気管支喘息の既往あり。(服薬加療中。)

手術内容

子宮卵巣摘出手術(腹腔鏡下)、、左乳頭修正(縮小)、39日間滞在(うち入院期間12日)※35日+4日間滞在延長

・病院、執刀医

 ガモン病院(Kamol Cosmetic Hospital)

 (形成外科)、シリマス・インカナート医師(婦人科)

※当初は開腹手術を予定していたが、術後の痛みや回復にかかる時間を勘案し、前日にアテンダントに連絡し、腹腔鏡下術に変更できるか尋ねる。変更可能との事。

退院から通院そして帰国まで

9/16~19(術後13日~16日)

この日から1日2回、消毒の為の通院となる。プイさんが送迎と付き添いをしてくれる。午前中に消毒をして、その帰りにマックスバリューで食料品や簡単な日用品などを購入する。約2週間ほぼ寝たきり生活をしていたので、スーパーを歩き回るのも非常に疲れる。

しかし、果物が豊富で見たことのないものや食べたことのないもがたくさん置いてあり、プイさんに「これは何?」と色々と尋ねまくった。(後々聞いたら、道路を挟んだ向かい側にフルーツ屋台があり、そこの方が安いし種類も豊富なのだとか)

プイさんにコーヒーショップでコーヒーをご馳走になる。タイの飲み物はとても甘い。甘いもの好きとしてはとてもおいしくいただいたが、帰宅後激しい腹痛と下痢に襲われる。
コンドータウンでは水道水は飲まないし、米もミネラルウォーターで炊いていたし、お湯もミネラルウォーターで沸かしていた。ネットで調べると、氷に当たる人がいるらしいという記事を見て、コーヒーショップの氷に当たってしまったのかも知れない。おいしかったのでまた買いたいと思っていただけに非常に残念。

痛みは徐々に引いてきているが、やはり痛み止めは手放せない。ベッドが電動ではないので、枕を使いながら腰やお尻に負担のかからない体勢をとるが、朝の起き抜けにものすごく患部が痛む。また、円座を使っても長時間椅子に座ることができず、引き攣れるような鈍痛ですぐにソファに横になるといった状態が続く。


9/20
~23(術後17日~20日)

 徐々に痛みは引いてきて、痛み止めを飲む回数も少しずつ減ってくる。

時々尿道口から少量の出血があったり、縫合部がチクチク、ピリピリ痛む。また、体勢によってはなぜか鼠径部が激しく痛むことがある。

排便の度に、尿管を入れているのに尿道口から尿が漏れる。プイさんに相談したら、尿道の腫れが落ち着いてきて、尿道と尿管の隙間から尿が漏れることがあると聞く。安心したものの、やはり気持ち悪い感覚。

9/24(術後21日)

ガモン先生のチェック。睾丸が中に引っ込んでいると話しがある。痛みが引いてきたら睾丸マッサージをするようにと言われる。てっきり尿管の抜去ができるものと期待していたが、もうしばらく様子見となり、ガッカリする。尿管の抜去は9/28に行うと話しがある。

9/25(術後22日)

左乳首の縮小手術を行う。局所麻酔で、意識がある中で行った。痛覚はないが、切られているのが分かり、非常に気持ち悪い。手術自体は10分程度で終わった。

9/26(術後23日)

鼠径部が痛むため、ガモン先生に相談。股関節が通常より狭いことと、尿管が神経を圧迫していることが原因として考えられるとの事。時間経過で様子観察となる。この時、カテーテル抜去後に痛みが引かなかった場合のことを考え、10/9まで滞在延長をすることに決める(当初10/5帰国予定だった)。また、横須賀さんから、以前手術をした患者でビタミン剤を飲んで良くなった人がいたとのことで、ガモン先生にビタミン剤の服用を尋ねたところOKとの返事。翌日にビタミンBとCを購入し、飲み始める。

9/28(術後25日)

午前中に尿管を抜去する。引き抜く時、結構な痛みがあった。その後、水を飲みトイレで排尿をする。尿漏れもなく、状態は良好との事。シャワーの許可も出た。今回の手術から術式を変えたとガモン先生から話があったが詳細は不明。

ようやく尿管が外れ、かなり開放的になったが、血の混じったような尿が出るのと、まだ鼠径部の痛みが完全に取れないため不安になる。

9/29(術後26日)

尿管抜去後からやけにトイレが近く、夜間だけで4回トイレに起きた。また、排尿時に尿道が狭く(細く?)なっているように感じた。血尿は止まった様子。

朝からプイさんにイミグレーションセンターへ連れて行ってもらう。久しぶりの遠出(片道1時間程度)と、混雑による待ち時間で非常に疲れ、患部に痛みが出始めた。また、バルーンカテーテルを入れて膀胱が小さくなっていたためか、非常にトイレが近く(道中にトイレがない)、イミグレに着く頃には限界ギリギリであった。

コンドータウンに戻ってから、入院後初めてのシャワーを浴びた。非常にさっぱりしたが、1ヶ月近くシャワーを浴びていなかったせいか、垢が落ちない。また、患部はまだ痛みがあるので石鹸を泡立ててそっと撫でるように洗った。

9/30(術後27日)

 ダイレーションを開始した。初めは怖かったが、特に痛みもなく、スムーズに入る。ダイレーション後、トイレに行くと前日よりも尿がしっかり出ており。少し尿道が広くなったように感じた。

10/1~2(術後28日~29日)

体力や筋力がかなり落ちた様子。隣室に滞在していたKさんと一緒に外食に行くが、少し歩いただけで疲れ、翌日には激しい筋肉痛と、疲れがなかなか取れない。

10/3(術後30日)

これまで1日2回病院で行っていたダイレーションのうち、午後の回は一人で行うこととなる。

夜に隣室のKさん帰国。その前に横須賀さん夫妻とKさんとで夕食を共にする。タイ語を勉強されている方で、とても頼りになり色々とお世話になったので、心細く感じる。

10/4~6(術後31日~33日)

 以前抜糸を行ったが、溶ける糸はまだ残ったままで、その糸の部分がチクチク痛む。

10/7(術後34日)

 ガモン先生によるフォローアップ(最終の診察)。特に問題なし。帰国後浴槽に入るのはOK。飲酒は10月末まで我慢。ホルモン注射は帰国後すぐに打ってOK。痛みがなくなったら睾丸マッサージを始めること。ダイレーションは6か月継続すること等。痛みのあった溶ける糸はこの時抜糸してもらい、痛みはなくなった。また、鼠径部の痛みも徐々に軽減しており、動作の制限が少なくなった。最後に、顔が写らないようにして患部の写真を撮られる。

10/8(術後35日)

 今夜が最終日のため、横須賀さんご夫妻と、同時期に滞在していたHさんと一緒に夕食を共にする。現在のSRS事情や今後のことなどたくさんお話しをして、とても有意義な時間を過ごした。

せっかくまとまった時間があるのだからと日本からたくさんの本を持ち込んだが、術後は痛みのせいかあまり気力がなく、ほとんどが無駄に重い荷物となってしまった。入院中は不安が大きくスマホでSRSの体験談などを読むことが多かったが、中にはとても参考になる内容の物もあったものの、ほとんどが依頼したアテンダントのどこが良かったとか、滞在中の観光のことばかりで、あまり参考にはならなかった。

10/9(術後36日・帰国日)

 朝7:00横須賀さんとエーオさんの迎えでスワンナプーム空港へ。横須賀さんと別れた後、チェックインを済ませると出発まで時間があったため、残った現地通貨でおみやげを買う。

スワンナプーム空港発(シンガポール航空)→チャンギ空港(シンガポール)経由、羽田空港着

 飛行機に乗り込むと15分ほど離陸が遅れるとのこと。入国時よりも帰国時の方が乗り換え時間が短いため焦る(実質35分程度だった)。チャンギ空港(シンガポール)に到着後、スカイトレインを降りて、乗り換えターミナルに向かうとシンガポール空港の職員が待っていて、乗り換えの案内をしてもらう。「時間がないので急いで!」的な事を言っていた。
スーツケースを持ってもらい、急いで乗り換えに向かい、何とか間に合い一安心。飛行機に乗るとチラホラ日本人の姿と日本語が聞こえ、ものすごく安心した。しかし乗り換えありで10時間のフライトは、術後体力が落ちて痛みが完全に引いていない状態では非常に辛かった(円座は持ち込んだものの、やはり長時間座っていると患部が痛む)。
また、羽田空港に着いたのが22:00頃だったため、リムジンバスの最終に間に合わないことが予測された。パートナーが車で迎えに来てくれたため、とてもスムーズに帰れたが、迎えがなかったら近くのホテルに泊まって、翌日電車で帰ろうと思っていた。

「④帰国後から現在まで」に続きます

 

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